つまり、大手住宅メーカーで家を建てたほうがいいか、それとも地元の工務店や建築会社か?という話。
実は、我が家の隣で新築工事を行っている会社がある。
ここの工事がとんでもなくひどい。
問題点
1.近隣に対する配慮が全くない
住宅街といえば道路も広くなく、クレーン車やミキサー車が入って来れば通行止めになることも多々。
そういう工程は当然元請け工務店が組んでいるわけなので、近隣に対して通行止めになるかもしれない旨の連絡があって然るべきこと。
大手住宅メーカーの大半は、近隣に対しての配慮が行き届いているところが多い(全てではないが)。
ところが、地元工務店の現場監督は教育を受けることなく現場に出されていることが多いのか、そういった配慮が全くない。
さらには苦情を言っても改善されない。
仕方なく役所の建築課に苦情を言うと「改善するよう指導しました」なる旨の、在り来たりの返事しか来ない。
そればかりか、日曜日の早朝から夜にかけての騒音工事。
日曜や休日に騒音を出す工事はやめるよう下請業者に直接要請すると、
「俺らは元請けに今日中に仕上げろと言われているから工事をやめるわけにはいかない」
と、信じられない逆ギレ回答をよこす。
しかも、工事車両の迷惑駐車。
工事に関係の無い家の玄関前に堂々と駐車し、これに苦情を言うと、
「じゃあどこに駐めればいいんだ?」
と、これまた狂った逆ギレ回答。
職人も柄が悪いのが多く、道路に材料を広げて通行の妨げにしたり、灰皿のないところでタバコを吸い、近隣の家の前に吸殻を平気で捨てる始末。
さらに、大声で携帯電話の通話をし、しかも話しながらウロウロ歩く始末。
話している内容もはっきりと聞き取れてしまうほど。
その内容たるや、とても仕事に関係ない友だちと話をしているような内容と言葉遣い。
2.工事クオリティが悪すぎる
まず工務店というのは、工期を短くするという大前提をいつも抱えている。
建築は大きな費用を先行して必要とするので、当然資金力の弱い工務店では早く完成させて早く資金を回収せざるを得ないわけだ。
その結果の突貫工事。
当該隣の新築住宅は8月23日に基礎の鉄筋を組み始め、建物が完成したのは10月末。
なんと2ヶ月あまりという恐るべき超突貫工事と言える。
この短い工事期間中に、二度もやり直し工事を行なっている。
ひとつは、基礎の立ち上がりを間違えて打設したため、すべてを斫って壊した後に改めて鉄筋を組んで打ちなおしている。
さらに玄関土間のタイルを間違えて張ったのか、一度張ったタイルを全て削って貼り直している。
5人でハンマードリルを使って斫っているので、その騒音たるや想像を絶する。
そんな修復工事が入って、上記の工期で完成している。
極めて質の悪い工事をしている。
手抜き工事とかそんな生易しいものではない。
初めから質の悪い工事をさせているとしか思えず、その結果短い工期で仕上げることが出来ている。
3.後始末がひどく悪い
そんな短い工期で仕上げた建物だが、今日12月9日現在、外構に手間取っている様子でいまだにミキサー車が来て工事中。
入居者がいるのかいないのか、とにかく未完成。
メタメタな管理とずさんな工事。
こんな工務店ばかりではないと思うが、地元工務店ではよくある事例と言える。
予算がなくて、安く家を建てたいと思っている方も少なくないと思うが、だからといって安いを謳い文句にしている地元の工務店で建てるのは本当に注意が必要だ。
工事がひどいだけでなく、近隣も不愉快に思っていることを忘れずに。
『暮らす』というのは建物の中だけでなく、ご近所付き合いも必ずついてくるもの。
新築工事中にこれだけ迷惑をかけられると、施主に対しても良い目で見ることはできない。
なんでこんな工務店に頼んだのだろう?
ホント迷惑だ…。
こんなふうに思われることは間違いない。
建売住宅ならともかく、直接建築会社に注文するなら、そういう事があることを常に頭に入れて工務店選びをしないといけない。
わたしの知っている地元の工務店は素晴らしい会社ばかりなのだが、こんなもひどい工事をする工務店もけっこうあるのだということを実感した。