ネットや電話で資料を請求してもすぐに届くわけではなく、その資料が届いたとしても、金額やその住宅メーカーの特徴などを資料だけで判断することは不可能です。
手っ取り早く詳細を知るにはこちらから住宅メーカーの展示場に行って営業スタッフと話をするか、自宅に呼んで話を聞くかのどちらかが近道と思います。
しかし、住宅メーカーの展示場に行くと、現実の生活とはかけ離れた大きな建物で、装飾などにも大変なお金をかけているところがほとんどなので、 30坪前後の家を検討している方にはまったく参考になりません。
たいていの住宅展示場は70坪から100坪くらいの大きさの二世帯住宅ですから。
売り手ありきの教育
展示場が大きすぎて参考にならないので、自宅に来てもらうのが手っ取り早く住宅メーカーの詳細を知る方法の一つです。
そこで応対した営業スタッフのマナーもよく分かるので一石二鳥!
早速住宅メーカーに電話を入れることにしましょう。
『○○ハウスさんですか?家を建てようと考えているのですが、お話を聞きたいので、○月○日に自宅に来てもらえませんか?』
とお願いしたところ、
『わざわざお電話ありがとうございます。あいにくその日は予定が入っておりますので△月△日ではいかがでしょうか?』
と、必ずこちらの希望した日を避けて、別の日を言ってくる人がいます。
お客様の希望日に予定など入っていなくても必ず別の日を指定します。
なぜこのような対応をするかというと、社外教育の場などで、
- 客のペースに乗せられてはいけない
- 客主体で動いてはいけない
- 客の言いなりにならない
- クレームにならないようこちらが主導権を握る
などと、意味不明でやたらメーカーありきと言うような教育をするところがあるのです。
メーカーからすれば客のペースにのってしまえば、何でもかんでも客にあわせなければならないので、あとあと面倒になることもある、と言うことからこのような応対になるのでしょう。
しかし、お客様を喜ばせることが企業の責任であって、主体がどうのとか、ペースがこうの言ってるようでは困るわけでます。
誰が主役かまったく分かっていない証拠です。
いつまでそんな殿様商売をしているのだろうか?
どうも自分たちの都合だけで動いてしまって、そういう大事なところが欠如しているメーカーが少なくないのです。
よっぽど自分たちに自信があるのでしょう。
ということで、売り手主体のメーカーは見送ったほうが良いかもしれません。
住宅メーカーに主導権なんか握らせちゃったら、あとがとっても怖いように思います。