家が出来上がるまでの期間は、その大きさや形、作りによって変わってきますが、30坪前後の一般的は大きさの家なら、だいたい120日から150日くらいかと思います。
この期間中、大工さんは何日くらい現場で作業をしていると思いますか?
だいたい90日から120日くらい現場で仕事をしています。
つまり家の80%は大工さんが作っていると言うことになります。
基礎工事が終わって、十分基礎が乾いた後に土台となる木材を基礎の上に敷きますが、ここからが大工さんの現場での仕事のスタートです。
建前(上棟式)で施主さんと一緒にお清めをするのも大工さんです。
最後は各部屋のドアを取付調整まで行って大工さんのおおかたの仕事は終わります。
住宅メーカーの検査結果、不具合箇所がある場合は大工さんに直してもらう場合があるので、検査には必ず立ち会います。
家は大工さんが建てる
お分かりだとは思いますが、大工さんがいなくては家は建たないのです。
ですから、住宅メーカーに所属している大工さんの紹介は絶対してもらうべきなのです。
営業マンが家を建てるわけではありません。
大工さんです。
どんな大工さんが自分の家を建ててくれるか気になりませんか?
大工さんを紹介してもらう
工事の契約前に大工さんを紹介してもらうべきです。
何十年も家族で暮らす建物の80%もの割合に携わる人です。
何も言わずに契約前に大工さんを紹介してくれる住宅メーカーは非常に好感が持てます。
逆に、大工さんを契約前に紹介してもらえなかったら契約しなければ良いのです。
そのくらい重要な要素であることをお客様も住宅メーカーも理解すべきです。
仮に大工さんを紹介してもらったとしても、その大工さんが優秀なのかどうか、技術が高いのかどうかをお客様が容易に判断することはできないと思います。
あくまでも「大工さんを紹介する姿勢」がその住宅メーカーにあるかどうか、ということがポイントになるのです。
とても大切な心がけだと思います。
とにかく大工さんが家を建てる
繰り返しますが、どんなに営業マンの印象が良くても、家を建てるのは大工さんです。
あとあとまで面倒を見てもらう必要があるのですから、お願い事をしやすいような感じの大工さんがいいですね。
いずれにしても、契約前に大工さんを紹介してもらえるよう、住宅メーカーの営業マンに必ずお願いしてください。
「契約しないと大工さんが決まらない」なんて言っているような住宅メーカーは、これから住む方の心を全く理解できていない証拠です。
お客様商売をする者としての配慮が足りません。
あなたの家が価値あるものになるかどうかが決まる瞬間です。